赤ちゃんに白湯はいつから?作り方のコツや上手なあげ方、嫌がる理由や対処法について

お風呂上がりには白湯を飲ませて子育てをしていた祖父母に「そろそろ白湯を飲ませないの?」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか?しかし、一方で病院や産院では「白湯は飲ませなくて大丈夫!」と聞き、一体、どうしたら良いのか!?と悩んでしまいますよね。そもそも白湯とはどんなものなのか、赤ちゃんにとっての白湯の是非について解説します。

赤ちゃんに白湯はいつから?作り方のコツや上手なあげ方、嫌がる理由や対処法について

2017年08月04日更新

子育て・赤ちゃん

亀崎智子 (管理栄養士)

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[1]白湯ってどんなもの?

赤ちゃんに白湯を飲ませるべきなのか飲ませなくて良いのか病院の方針や育児書によっても意見が異なることが多いため、どうするべきか悩みの種の1つです。祖父母世代はお風呂上がりに湯冷ましとして白湯を飲ませて育児をしていたので勧められることも多いですが、最近では、母乳やミルクでしっかりと水分補給はできるので、あえて白湯を飲ませる必要はないとの考えも広まってきています。白湯は絶対に飲ませてはいけないというものでもないので、飲ませるのか・飲ませないのかというのはママとパパの育児方針によって決定しなければなりません。基本的に白湯を飲ませないことで健康上のトラブルが起こることはありませんが、飲ませる場合には、本当に赤ちゃんに必要であるのかどうかをしっかりと判断しましょう。

白湯とは

白湯とは水を沸騰させて、冷ましたものになります。水道水をそのまま飲ませることには抵抗があるかもしれませんが、湯冷ましは沸騰させることで殺菌され、残留塩素(カルキ)も抜くことができます。また口当たりもまろやかになるので、赤ちゃんにも安心して飲ませてあげることができます。

なぜ、お茶や水でなく白湯なのか?

母乳やミルク以外の赤ちゃんの水分補給で代表的なものは白湯ですが、なぜ、お茶や水ではないのでしょうか?それは、お茶には赤ちゃんの睡眠障害を引き起こす可能性もあるカフェインが多く含まれているからです。また、お茶は味が濃いとされており、味覚障害を引き起こす可能性があるという点からあまりおすすめできません。また、水道水も消毒のために塩素が使用されているという点と微量ではありますが不純物も含まれています。

そして、白湯の特徴は他のものに比べて体内への吸収率が高いことです。そのために成人では約60%、赤ちゃんでは約75%、子どもでは約70%と体の大部分を水で占めている人間にとって水分補給を白湯で行うことは1番効率的なのです。

[2]白湯の作り方


白湯を赤ちゃんに安心して飲ませるにはちょっとした工夫が必要です。特に、水道水を使用して白湯を作る場合にはしっかりと残留塩素(カルキ)を抜くために沸騰させてあげることが大切です。

赤ちゃんのための美味しい白湯の作り方

  1. やかんもしくは鍋に水を入れて火にかけます。
  2. 沸騰したら、ふたを開けた状態で15分以上沸騰させ続けます。
  3. 火を止めたら、人肌ぐらいの温度になるまで冷まします。

白湯を作る時の水は、水道水?ミネラルウォーター?ウォーターサーバー?

赤ちゃんの消化器官は大人と比べて未発達なため、水を選んであげる際にも少し注意が必要です。日本の水道水は消毒のために残留塩素(カルキ)が含まれているため、飲ませる前にしっかりとカルキ抜きをしてあげることが大切です。

ミネラルウォーターはカルシウムやマグネシウムといったミネラルが含まれており、その含まれている量によって、多ければ硬水、少なければ軟水というように分類されています。硬水は消化器官が未熟な赤ちゃんにとっては負担がかかる場合があるので、軟水を選んであげるのがおすすめです。基本的に国産のミネラルウォーターは軟水になりますが、中にはまれに加熱殺菌されていないものがあることもあるので、水道水と同様、赤ちゃんに飲ませる前にはしっかりと沸騰させてあげることで安心して飲ませることができます。

また、ウォーターサーバーは各社様々な種類の水を用意しているので、使用する場合には、軟水で天然水であるものを選びましょう。ほとんどのサーバーはお湯が出るような仕組みになっているので、そのお湯に水を加えて飲みやすい人肌の温度にしてあげることで白湯として利用することができます。

[3]赤ちゃんに白湯を飲ませるメリットとは

赤ちゃんに白湯を飲ませても良いのか?悪いのか?と考えた時には、様々な意見があるので、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?そこでまず白湯を飲ませるメリットについて説明します。

離乳食の準備

離乳食を始める準備段階として、母乳やミルクの味以外に慣れさせるため、白湯を与えるのも良いでしょう。離乳食への移行がスムーズになるとも言われています。

混合育児の準備(哺乳瓶に慣らす)

完全母乳育児から混合ミルク育児に移行する際に、まずは白湯で味の変化に慣れさせてみましょう。その際哺乳瓶を使って飲ませることでスムーズに移行ができるとも言われています。

便秘の解消

離乳食が開始するとそれまで母乳かミルクしか摂っていなかった赤ちゃんの腸内環境は大きく変化します。水分不足に陥ることが多くなるため、便秘を引き起こしてしまう可能性が高いです。そのような時に、白湯を飲むことで水分補給をしてあげることができます。また、内臓を温めてあげることで腸の動きを活発にし、便秘解消に効果的なのです。

[4]赤ちゃんに白湯を飲ませるデメリットとは

赤ちゃんに白湯を飲ませることによるメリットをご紹介しましたが、一方で、デメリットにはどんなものがあるのかご紹介していきます。

水分は不足してない

「水分補給のために白湯をあげましょう」と言われることがありますが、母乳やミルクを飲んでいる時であれば、水分補給になるので白湯を与えなくても問題ありません。

アレルギーの心配

免疫機能がまだ十分に発達してない赤ちゃんは、まれに水分に含まれている成分に反応してしまうことがあるとも言われています。そのため、両親がアレルギー体質であったり家系的にアレルギーを持つ人が多かったりする場合には白湯であっても、敏感に反応してしまうこともあります。そのため、あげる際には注意が必要です。

お金と手間がかかる

水道水に抵抗がある場合には、軟水のミネラルウォーターやウォーターサーバーの水を定期的に購入する必要があり意外とお金がかかります。また、ウォーターサーバーの場合は、安心して使用するために定期的なメンテナンスが必要です。また水道水の場合には、沸騰させると発がん性があると言われているトリハロメタンという物質が増加し、水に含まれるカルキやその他の有機物と反応して体に悪影響を及ぼす可能性があるとも言われています。そして、これらの影響を抑えるためには、白湯を作る際に15分以上沸騰させる必要があると言われているので、それを毎回行うのは忙しいママにとっては負担になってしまう恐れがあります。

授乳量が減る

お風呂上がりやたくさん汗をかいた時に赤ちゃんが白湯をたくさん飲んでしまうことがあります。ですが、その後母乳やミルクを飲んでくれないということもあるので注意が必要です。

[5]赤ちゃんへの白湯のあげ方


赤ちゃんに白湯をあげることのメリット・デメリットをお話してきましたが、では、白湯をあげる場合にはどのようにして白湯を飲ませてあげることが赤ちゃんにとって良いのでしょうか?

白湯はいつから飲ませても大丈夫なのか?

現在の産院では白湯を飲ませるというような指導はしていません。また、1989年にWHOとUNICEFが共同で「母乳育児を成功させるには、医学的必要のない限り新生児には母乳以外の栄養や水分を与えない」との発表もされています。母乳やミルクに慣れさせるという意味でも新生児期に白湯を与えることは控えるのが望ましいでしょう。もし、白湯をあげるのであれば、2ヶ月以降、できれば混合ミルク育児や離乳食への移行の際、味覚の変化に慣れさせる練習として赤ちゃんの様子を観察しながら取り入れていくのが良いのではないでしょうか。

白湯をあげる時の温度はどのくらい?

白湯の温度ですが、基本的にはミルクと同様に人肌ぐらいの温度まで冷ましてから飲ませてあげましょう。白湯を冷蔵庫に保管して冷えすぎてしまった場合は、そのまま赤ちゃんに与えてしまうとお腹を冷して壊してしまう場合もあるので、お湯を加えて人肌ぐらいの温度までに戻してからあげるようにしましょう。

白湯はいつ飲ませたらいいの?

では、白湯はどのようなタイミングで与えるのがベストなのでしょうか?白湯を与える場合は、以下の場合がおすすめです。

  • お風呂上がり
  • たくさん遊んで汗をかいた時
  • 寝起き(朝の目覚め時やお昼寝から目が覚めた時)
  • 外から帰ってきた時
  • たくさん泣いた時
  • 熱がある時(おしっこの回数・量が少ない時は特に脱水症状の危険があるため)
  • 下痢や嘔吐をした時

[6]白湯はお風呂上がりには必要?

お風呂上りは代謝もあがり、汗もかいているので水分補給が必要です。この場合の水分補給は白湯をあげるタイミングでお風呂あがりと説明はしていますが、白湯でなくても母乳やミルクを飲むのであれば、それで十分補えるので問題ありません。

[7]白湯の保存方法

衛生面を考えると、あげる度に作ってあげることが理想です。しかし、白湯を作るのにも時間と手間がかかるのでどうしても一度にまとまった量を作って保存しながら使いたいという方もいるでしょう。その場合には、密閉できる容器に入れて冷蔵保存して使いましょう。ただし、水も細菌の繁殖などの危険性はあるのでその日の内に使い切ることが望ましいです。白湯は保存するとしても1日にし、毎日新たに作りましょう。

[8]いつまで飲ませるのか?

白湯をいつまで飲ませるのかというような期限も基本的には決まりは存在していません。お茶やジュースを飲み始めると味のない白湯を飲むことを嫌がる子もいるかもしれませんが、朝一番に飲む飲み物や食事の時に飲む飲み物として白湯が習慣づけられたら良いですね。

[9]赤ちゃんが白湯を飲まない・嫌がる時の理由


水分補給をさせたいのに赤ちゃんが白湯を飲んでくれないことがあるかもしれません。赤ちゃんの中にも白湯が苦手という子もいます。そして、母乳やミルクの味に慣れている赤ちゃんにとっては美味しいと感じることができないためとも言われています。特に完全母乳で育っている赤ちゃんはほんのり甘味のある母乳以外の味には慣れていないことと哺乳瓶を使うことにも抵抗があり飲んでくれないということがあるかもしれません。

対処法

飲んでくれない時の対処方法ですが、基本的に飲ませなくても大丈夫という意見もあるように、母乳やミルクをしっかり飲んでいて、便秘などの気になるトラブルがないのであれば、「飲んでくれない」ということに神経質になりすぎる必要はありません。飲まないということは今の赤ちゃんにとって必要ではないということでもあるので無理に飲ませる必要はありません。トラブルがあり飲ませたいという場合は、飲むタイミングを変えてみたり、哺乳瓶の乳首を変えてみたり、コップやスプーンで飲ませてみたりと工夫してみるのも一つの手段です。

[10]赤ちゃんへの白湯は結局、いる?いらない?

白湯に関していろいろ説明してきましたが、最終的に赤ちゃんに白湯を飲ませるのか・飲ませないのかを決断するのはママとパパです。白湯を飲ませることに関してはメリットとデメリットの両方があるので、絶対どっちかと神経質になるのでなく、赤ちゃんの様子をしっかりと観察しながら必要なら飲ませてあげる、必要でないなら無理やり飲ませないというように臨機応変に対応していってみてください。ただし、与える場合には、適切な量を適切なタイミングで与えるように注意してくださいね。

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