子育て・赤ちゃんの悩み

認可保育園とはどんなところ?入園前に知っておきたい保育料のことや空きの問い合わせ方について

最近は共働きをする夫婦が多くなり、子どもを保育園に預けて仕事をするママが増えています。ひとくちに「保育園」といっても保育園の種類に「認可保育園」「無認可保育園」というのがあるというのはご存知でしょうか?一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。子どもを保育園に入れるなら、どちらの保育園がいいのでしょうか。また、2つの保育園にはどんな違いがあるのでしょうか。それぞれの保育園の特徴を知って考えてみましょう。

2017年11月21日更新

Hiroko (ライター)

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[1]保育園とは

保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定員が二十人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く。)とする。

引用:児童福祉法第三十九条第一項


保育園は通称で、児童福祉法では「保育所」と称されています。この記事内では通称の「保育園」と呼びます。

幼稚園と保育園の違い

幼稚園は、学校教育法が定める学校の一つです。満3歳から小学校に入る前の年齢の子どもを教育するための施設で、文部科学省が所管しています。幼稚園の先生は都道府県が発行する教育免許が必要です。保育園は児童福祉法に基づく施設です。

0歳から小学校に入学する前の年齢の乳幼児を保育するための施設で、保育園の先生は国家資格である保育士資格が必要です。

[2]保育園は大きく2つに分けられる

次に、保育園は大きく分けて2つに分けられます。

認可保育園

認可保育園とは、国が定めたいろいろな基準をクリアして、国に「認可」された保育のことをいいます。クリアすべき基準は「施設の広さ、職員の人数、給食設備、防火管理、衛生管理など」です。認可保育園を利用できるのは、原則的にはその区町村に在住・在学・または在勤であることが条件となっています。

  • 小規模認可保育所
  • その名の通り、定員が6人以上19人以下の「少人数で行う保育」のことをいいます。対象は0~3歳未満の子どもで、一人のスタッフが担当する子どもの人数が少ないのが特徴です。保育担当者が少ない人数をみるという少人数保育なので、子どもに目が行き届きやすいのも特徴のひとつです。

    また、大人数の集団に馴染めない子どもにはいいかもしれません。一般的な保育園と違って、マンションの一室や戸建ての住宅をそのまま使うことができます。計画から事業開始まで約半年で準備が整うため、今後、待機児童を減らす目的も含め、注目されている保育園です。

  • 夜間認可保育所
  • 夜間、保護者が就労などにより保育ができない場合、保護者に代わって保育をする制度の保育園です。子どもの人数が20名以上であること、夜間の保育に必要な設備が整えられていることが必要となります。1981年に厚生労働省が夜間保育の制度を導入しました。

認可外保育所(無認可保育園)

次に、認可外保育所についてです。認可外保育所は通称「無認可保育園」といわれています。認可外保育所は、さまざまな設置基準の関係で、国の許可を受けていない保育施設のことをいいます。ベビーホテルは、この認可外保育所に当たります。

国の認可は受けていないけれど、都道府県の独自の認可基準を設けている場合があります。東京都の場合は「認証保育園」という制度があります。これも、認可外保育所にあたります。国からの認可を受けていないからといって、良くない保育園というわけではありません。園庭の広さが足りないために認可外保育所となった保育園もあるでしょう。

  • 事業所内保育所
  • 事業所内保育所とは、会社の中または近くに用意された託児施設のことです。子育てをしながら働く従業員が、安心して働くことができることを目的としています。複数の行政団体が補助金の支給を行っているため、運営コストが補助されています。

    企業にとっては事業所内保育所があることで、女性の働き方に幅が広がりますし、新規採用の際の良いアピールポイントになります。

  • 病院内保育所
  • 看護師などの人材確保の目的として設置されました。院内保育所は事業所保育所の一種です。看護師や医師をしている保護者は時間交替勤務があったりして、一般的な保育園に預けることは難しいので、院内保育園はとても助かります。

    利用する場合は、病院や診療所の管理者に申し込みます。保育料は事業所内保育所と比べて、院内保育事業運営費補助助成を受けることができるため、保育料は助成処置が手厚くなっています。

  • へき地保育所
  • へき地保育所とは、山間地や離島などの郊外地区で就学前の子どもを保育する施設のことです。入所、保育料は市町村が決定しています。

[3]認可保育園と認可外保育園の違い

次に、認可保育所と認可外保育所にはどんな違いがあるのでしょうか。

申し込み方法と申し込み条件

  • 認可保育園
  • 申込みは市町村などの自治体へ。保護者が保育できないことを証明する就労証明書など、書類を提出する必要があります。預ける条件として、親の就労、産前産後、同居している家族の介護、保護者の病気などで子どもが「保育に欠ける」ことです。

  • 認可外保育園
  • 園に直接申込みをします。認可保育園のように預ける条件はありません。空きがあるかは個人で問い合わせなければいけません。認可保育所のように就労などの理由がなくても入園することができますので、子どもを預けたい理由があるが認可保育所には入園できない場合にはありがたいですね。

保育料

  • 認可保育園
  • 認可保育所園市町村などの自治体が運営しています。保育料はその自治体がそれぞれに設定していて、世帯の収入や子どもの年齢によって各家庭で違います。詳細は住んでいる地域の保育行政課などに問い合わせましょう。

  • 認可外保育園
  • 認可外保育園の保育料は、各保育施設が決めます。公的な補助がないため、認可保育園と比べると高額になります。詳細は、保育園に問い合わせましょう。認可外保育所に入園する場合、自治体によっては補助金が出る場合がありますので調べておきましょう。

保育時間

  • 認可保育園
  • ■保育標準時間
    最大利用可能時間、11時間。保護者が1ヶ月に120時間以上就労している。

    ■保育短時間
    最大利用可能時間、8時間。保護者が1ヶ月に120時間に満たない就労をしている。

    認可保育園は時間に厳しい所が多いようです。延長保育も前日までに申し込まないとならないなど、急な残業に対応するのが難しい点があります。

  • 認可外保育園
  • 認可外保育園は認可保育園と違って、延長保育や夜間保育、休日保育の時間外保育が充実している所が多くあります。保育所によりますが、中には病気の子どもを預かってくれる園もあります。認可保育園は、病児保育をやっていないところがほとんどです。

    子どもは急に熱を出すことがあります。急な病気で仕事を休むことが難しいという人は、あえて認可外保育園を選ぶという場合もあります。

その他 保育内容

  • 認可保育園
  • 認可保育園は、保育の施設が充実しています。園庭が広く、絵本等が充実している等、子どもの好奇心を満たしてくれる施設があります。また、運動会などの保護者が参加できる行事があります。幼稚園のように園へ手伝いに行ったり、頻繁に保護者会へ行くことがないのが、働いている親が多い保育園の特徴です。

    認可保育園は、時間の管理がしっかりしているのも特徴の一つです。もちろん、認可外保育園でも時間管理はしっかりしているところもありますが、幼い頃から時間の管理をしっかりしていることは、子どもの生活にメリハリを与えてくれます。そして認可保育園に通ってくる子どものほとんどが、保育園の近くに住んでいる子です。なので、小学校に上がった時に周りは知らない子ばかりということがありません。その点も親としては、安心材料のひとつになります。

  • 認可外保育園
  • 認可外保育園は国からの制約がないため、教育内容が充実している園が多くあります。例えば、英語に力を入れている園や体操教室に力を入れている園などがあります。園によっては、外国人教師が英語を教えてくれるカリキュラムがあったりします。勉強に力を入れている園や運動に力を入れている園など、特徴を出せるのが認可外保育園のいいところでもあります。

    その反面、保護者が参加する行事がほとんどない園が多いのです。年に一度、運動会やお遊戯会がない園なかにはあります。それは少し寂しいですね。また、園庭やプールがないという園もあります。外へ散歩をしに行くこともありますが、外で走り回って遊ぶことやプールでお友達と遊ぶことはできないかもしれないという面もあります。

[4]認可保育園と認可外保育園、どちらを選ぶべきか

認可保育園と認可外保育園のどちらに入園させるかは、保護者の判断で決めればいいことです。その違いは先にも述べたように、国の細かい規定をクリアしたかしないかです。認可外だからといって、対応が悪い保育園というわけではありません。認可外保育園でも親身になって、保護者に心から寄り添ってくれるところもあります。

また、認可保育園でも対応の悪い保育士さんがいることもあるかもしれません。認可保育園は国の厳しい条件をクリアした環境の良い保育園ということになります。認可保育園は国からの補助があるため、保育料が比較的安いので働く保護者にはありがたい保育園です。認可外保育園は制約がない分、園の特徴が出やすい保育園です。園児の人数が少ない分、目が行き届きやすいのがいいところです。園の方針によりますが、保育士が受け持つ園児の人数が少ない分、じっくり向き合ってくれるところが多いようです。

一番いいのは、実際に園に行って見学をしてくることです。子どもが一日過ごす場所なので、しっかりと見て決めることが大切です。園の中の清潔感、先生同士の雰囲気、食事内容やおやつの内容、教育方針など確認しておくべきところはたくさんあります。見学会以外の日でも、外から園児たちが遊んでいる姿を見るのもいいでしょう。ネットの評判や実際に通っている人から話を聞くなど、いろいろな方向から調べてみましょう。園それぞれの特徴を調べて、預けて安心できる園に出会えるといいですね。

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